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2005.06.09
MEGANE 2.0 MTの燃費分析

このエントリはsadaさんからいただいたレポートで、MEGANE 2.0のMT車について燃費を分析したものです。

    • MEGANE 2.0 MT
    • 走行距離:約9,000km  (2004/12~2005/05)、 OIL交換(Elf5w30) at 3,000km
    • 改造:以下の部分にアーシング。その他は無し。
      ①インマニ ②シリンダヘッド ③スロットルボディー ④オルタネータ (①→④の順に順次追加)
  1. 運転方法
    • 車を使う環境:
      片道約25kmの通勤が主、渋滞は少ないが信号は平均約500m間隔。
      通勤の平均車速:約25km/h
    • 加速:
      シフトアップの目安は2000~2500rpm 1~6速を順次upし、段飛ばしはしない。
      アクセルの踏み代は周囲の流れに合わせ、リードも遅れもなし。
    • 減速:
      シフトダウンの目安は1200rpm
      減速時は3速まではシフトダウン(場合によって2速まで)、ダブルクラッチ使用。
    • ブレーキ:
      ブレーキによる車速調整を極力避け、ブレーキはなるべく停止位置の調整のみ。
    • その他:
      暖機運転は無く、エンジン始動後即出発、エアコンは使用せず。
  2. 燃費測定方法
    1. 給油毎の燃費
      • 燃費はOBC表示の走行距離と使用燃料量から 算出
        給油ごとにオンボードコンピュータ(OBC)のデータを記録しリセット
        理由) 給油回数を積上げるとOBC表示使用燃料量の積算とほぼ一致する。
        給油18回で⇒OBC表示使用燃料量積算:752.8L
        給油燃料量積算:735.4L
        ⇒2.4%の相違があるが、給油バラツキよりは誤差が小さいと判断した。
      • 平均走行速度はOBCの表示を使用
    2. 区間燃費
      測定区間の始めと終わりでOBCの表

      測 定開始時の表示 測 定終了時の表示
      ト リップ(km) D1 D2
      平 均速度(km/h) V1 V2
      使 用燃料量(L) L1 L2
      示を記録(其の都度リセットせず)
      • 燃費(FC):FC= (D2-D1)/( L2-L1)
      • 平均速度(Vm):Vm= (D2-D1)/(D2/V2-D1/V1)
  3. 分析結果
    1. 給油毎の燃費(05/1~05/5の間のデーター)
      燃費と平均速度は以下の比例関係があります。
      [燃費]=0.1432×[平均速度]+6.7957
      しかし、バラツキは±10%以上有り、しかも多彩な走行条件がミックスされています。 しかもこの間に馴らし効果が出ているようで、次第に燃費が良くなってきています。 又、冬から春にかけてのデーターで、季節的な要因も含んでいるようです。
      そこで、区間毎の燃費と平均速度の関係を調べてみました。
    2. 区間燃費と平均速度(05/5の測定)
      燃費と平均速度を、なるべく条件が一定している区間で計測し、この相関を見てみると、平均速度約40km/h以上と以下で別の傾向が見られます。
      • 平均速度40km/h以下
        燃費と平均速度の間にはバラツキの少ない以下の比例関係が得られました。
        [燃費]=0.3517×[平均速度]+2.8779
        一般道は①アイドリング停止、②加速、③巡航、④減速の組み合わせで、①←④の順に燃費(km/L)は悪化するはずです。 停止頻度が高い程①、②の頻度の増加により燃費が悪化し、平均速度は低下する為にこのような相関が得られたものと推定出来ます。
      • 平均速度40km/h以上
        燃費は平均速度によらず16.2km/L程度で一定
        一般道では上記の①が殆んど無い条件でないとこの平均速度では走行できません。 ②③④の緩やかな繰返しになりますが、②④の要素が多く入る程巡航速度と平均速度の差が大きくなり、一定速走行燃費(定地燃費)より悪化すると推定できま す。
        データーの中に、平均速度:98.5km/h、燃費:16.1km/Lという値が有ります。
        これは空いた高速を約90km、100km/hを維持した時に得られたデーターです。巡航速度と平均速度の差が非常に小さい事から、100km/hの定地燃費は16.1+αkm/Lと 推定できます。(α:路面の傾斜やカーブが無ければ更に向上したと思われる分) 平均速度100km/h以下での定地燃費はこれよりも良く、恐らく速度に逆比例する(速度が低い程燃費が良い)と思われますが、高速で100km/h以下 は我慢が続かず、一般道では100km/h近い高速での一定速運転が出来ず、巡航速度と平均速度が違ってくると思います。この違いが大きいという事は加減 速が多く入っているという事で、定地燃費より悪化し、結果100km/h時の定地燃費並みになったものと思われます。
  4. まとめ
    1. 使用条件が一定している場合(同じ様な道路を日常使 用)には燃費と平均速度の間にはかなり綺麗な比例相関があリます。
      エアコンや改造等による燃費への影響を見たい場合には、その有無夫夫で燃費と平均速度の相関を取り、それを比較するとかなり正確な比較が可能と思われま す。
    2. 40km/h以下の平均速度域では燃費と平均速度は1 次比例し、平均速度が高い程燃費が良い。
    3. 平均速度増加による燃費改善効果は大きく、約 30km/hの平均速度では3~4km/hの増加で約10%の向上が得られます。 この場合の平均速度増加は発進停止回数の削減で得なければなりません。
    4. 40km/h以上の平均速度域では
      • 一般道の場合は高速での100km/hと同等 の燃費(16km/L以上)が期待できるが、一定速での走行が不可能な為、それ以上にはなりません。
      • 高速で100km/h以下の一定速を保てば、 燃費17km/L近く、又はそれ以上の可能性があると思われます。
    5. 未確認の事
      • 初期の約1万kmでの20%近い燃費向上は馴 らし効果によるものか? 冬から春への季節変動によるものか?
      • 100km/h以下での一定速走行で、どの位 の燃費が出せるか?
      • 山岳路での燃費への影響とその検証方法。(不 確定要素が多く、傾向が出せるか?)
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